偏平足
(へんぺいそく)

土ふまずを形成する縦アーチが落ち込んだ状態を扁平足と言います。内くるぶしの後方にはアーチを持ち上げる働きをする後脛骨筋腱が通っていますが、外脛骨という後脛骨筋腱の付着部である舟状骨の変形によって、後脛骨筋腱の働きが悪くなると縦アーチが低下して扁平足になります。レントゲンではアーチの高さと外脛骨の有無を評価します。 3歳くらいまでは、扁平足であっても自然にアーチが出来てくることが多いので、様子を見ます。4歳以降で扁平が強い場合は、縦アーチを支えるために足底板を装着します。踵まで倒れている場合は足底板の内側に角度を付けますが、靴もヒール・カウンターのしっかりしたものが必要です。

症状
幼児のころから土ふまずが落ち込んでいるタイプの扁平足は外脛骨によるものが多く、小学校くらいから内くるぶしの下の隆起が痛くなってきます。内くるぶしの下の隆起が目立つだけで痛みがないこともありますが、捻挫を契機に痛みが発生することもあります。
診断
立った状態で、内くるぶしの下の隆起がみられます。変形が強いと土ふまずが落ち込み、踵も外側に倒れているのがみられます。レントゲンではアーチの高さと外脛骨の有無を評価します。
治療
3歳くらいまでは、扁平足であっても自然にアーチが出来てくることが多いので、様子を見ます。4歳以降で扁平が強い場合は、装具療法が治療の基本となります。原因は足の縦アーチが崩れていることなので、縦アーチを支えるために足底板を装着します。踵まで倒れている場合は足底板の内側に角度を付けますが、靴もヒール・カウンターというかかとの部分のしっかりしたものでないと踵を支えられません。
お知らせ
2024/10/20
院長の新刊本「名医に聞く!脊柱管狭窄症がラクになる100問100答」が 宝島社から出版されました。
2024/10/1
インフルエンザ予防接種
10月よりインフルエンザの予防接種を開始します。
予約制ではありませんので、ご希望の方はお申し出ください。
対象:13歳以上(1回接種のみ)
料金:4,000円(65歳以上の方は助成制度あり)
2024/7/17
診療時間の変更
今後、院長が医師会の業務を行うことになったため、2024年9月1日より診療時間が変更となります。
月・火・木・金
午前8:00~11:30
午後14:00~17:00
水・土
8:00~12:30
9月以降、水曜日の午後が休診となりますが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。
2024/4/19
放射線技師・医療事務・看護師・理学療法士・作業療法士を募集します。 採用情報はこちらからご確認いただけます
診療時間 日・祝
08:00~11:30     休み
14:00~17:00    
08:00~12:30        

初診・再診ともに予約は行っておりませんので、直接ご来院ください。