強剛母趾
(きょうごうぼし)
母趾の付け根の関節が変形して動きが悪くなる状態で、母趾が背屈できなくなります。原因は母趾の根元の関節が磨り減って、骨棘という骨の変形がおこり、足を蹴りだす時に母趾の付け根に痛みを生じます。
- 診断
- 母趾の付け根の関節が腫れて、母趾を背屈させると痛みが出ます。レントゲンでは母趾の付け根のMTP関節の関節裂隙の狭小化と骨棘の形成がみとめられます。
- 治療
- 消炎鎮痛剤などの痛み止めの内服は痛みを抑えるための対症療法であり、長期間続けるべきではありません。関節の変形がまだ軽いときは、リハビリで動きや痛みが改善する可能性がありますが、変形がひどくなるととMTP関節を動かさなくてもあるけるような硬いインソールや、靴のロッカー・ソール加工が必要になります。
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